今回は前置きはなく、本題から入っていく。
今回は経済学についてのお話である。私は今期に経済学関係の授業を受講しているのだが、そこで明確に感じたことが一つあった。
一個人としての意思がある人間が、経済学には存在しないのだ。
考えてみれば当然かもしれない。経済学は人間が行う経済という活動を理論的に、学術的に、統計的に考察する学問であるからだ。
まあそれはいい。しかしだ。
理論が先行しすぎて、事例に合う条件や人間を恣意的に選んでいないかとも思うのだ。
学問は、それに価値があろうがなかろうが人に新しいものを提供するものでなくてはならない。だからこそ理論が先行し人間がそこに従属するのであれば、それは学問のための学問であって人間のための学問ではなくなってしまう。
何かを学ぶ人間は、このことを自覚しながら学ばねばならないだろうと強く思った。
最後になるが、今回は経済学についての本を貼っておく。教養を深めるのに最適だとは思うので、興味がある方は是非見てみて欲しい。
それではまた。
若い読者のための経済学史 (Yale University Press Little Histories)
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