紅葉の映える日々。

Life is too short to drink bad sake.

私のお金の使い方とキャッシュレス化について。

 

浪費癖というものがある。私は軽度だがそれがあるのだ。財布にお金が入っていれば「まあいいか」のノリで放出してしまうことが稀に発生する。物への執着はあまりないため、その場合だいたいが食事なのだが。

だから私は基本的に最小限しか現金を財布に入れないし、クレジットカードは緊急用でしか使わない。ましてやキャッシュレスなんて大学とSuicaぐらいしか持っていない。

 

こんな私をあざ笑うかのように、世界や世間ではキャッシュレスが進行しているとのこと。さてはて時勢に乗るべきなのか。

そんなことを考えているうちに、日が過ぎていく。これは私が新しい物に適応する能力が欠けているのではないかとふと思った。

いや、人間は得てしてそんなものであろう。現状の便利さに満足した人間は、新しい物がそれより便利であろうと「利用する」というプロセスまで至らない。使い始めるのは自分以外の大多数が使い始めてからだ。

そうやって技術は最終的に伝播していく。そこには優劣があるのではなく、本質的には早いか遅いかだけなのだ。しかし国家と企業が先導する資本主義においては、早いことはシェアの獲得を意味し、遅いことはシェアを逃すことを意味する。

 

なんとも大変な時代になったものだ。早く使った人ほどその利便性や欠点を知ることで、有効活用が可能になる。遅い人はそれがない。この事実から私が学ぶべきことは、損害が出ない程度にあらゆることを囓っておくことの必要性だろう。それが私にとってなんとなく後手に回っているキャッシュレスであろうと。

それではまた。

 

 

キャッシュレス経済 ―21世紀の貨幣論―

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キャッシュレス社会と通貨の未来

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