駅に置き忘れてきた自転車を持ってきて整備をした。枯れ葉が挟まっていたりオイルが足りなかったり錆が目立つようになったなど様々な問題が発生していたが、今回の整備で乗りやすくなったと思う。来週からはまた学校に行かなければならないため、通学手段を再確保できたのは幸いであった。
前置きはこれくらいにして、今回は昨日の記事でも少し触れた村祐という日本酒について語っていこうと思う。
↑これが村祐の常磐ラベル。この写真は友人に撮ってもらったが、その際にカメラ沼へのダイブを進められた。これについては後日記事にしようかと思う。
さてこの村祐、聞いたことはあっても飲んだことはないという方もいらっしゃるかもしれない。それもそのはず、この酒は社長兼杜氏の村山健輔氏が一人で作っているからであり、生産量は年200石にいくかどうかだからである。
希少性については上記の通りであるが、味についても面白い。村祐は高級和菓子に使用される『和三盆糖』をイメージした酒であり、そのため素晴らしく甘い味がする酒なのだ。(飲んでいないため他人の評価を参照しているのは許して欲しい。)
ここで私見なのだが、既存の淡麗辛口を中心とする新潟淡麗の流れは現在の全国的な甘い日本酒、いわゆる芳醇旨口や生原酒の流行とは異なった、いやむしろ対極の場所に位置している。しかしそれは全く悪いことではないと思う。地域にはそこの気候や風土、土壌、特産物にあった日本酒が存在し、新潟の日本酒もそうであるというだけなのだ。けれど、それだけでは多様性がなくなってしまうし、何よりももったいない。新潟で新潟のスタンダードである淡麗辛口を飲み、同時に新潟で醸されたそれ以外の味の日本酒を飲むことができれば、それに勝る幸せなど存在しないだろう。
私はこういった考えから、今回は素晴らしく甘いと評判であり、ある意味で“新潟の酒らしくない”という村祐を紹介させてもらった。しかし村祐もれっきとした新潟の酒であるからこそ、もし飲む機会があったのであれば「新潟淡麗」という先入観をいったん置いておいて飲んでみて欲しい。そうすればきっと楽しく日本酒を、村祐を味わえるだろう。
アマゾンでは村祐酒造が存在している新潟県新潟市の名物を乗せておく。興味があったら是非見てみて欲しい。
それではまた。