紅葉の映える日々。

Life is too short to drink bad sake.

大阪の夜。

 

大阪の夜は深い。

無限の光を放ちながら、どこまでも底なしの闇を覗かせている。

その中に溶け込むかのように、私は群衆をかき分け進んでいく。

 

夜の帳が降りてくる。

しかし人々は眠らない。

東京が不夜城なら、大阪は白夜だ。

誰も彼もせわしなく、欲望のままに動いている。

 

しかしそれがいいのだろう。

何もかもを後ろに追いやり、 なかったことにするのはあまりにもさみしい。

良いも悪いも、美も醜も全てひっくるめて存在しうる。

大阪の夜にはそんな魅力があった。

それではまた。

 

 

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