光陰矢の如し。12月が始まったことを、今日改めて認識した。ああ、2018年が終わりに近づいている。私はこの一年で何か変われただろうか。
前置きはこれくらいにして、今回は本の紹介である。
紹介する本は、エドワード・W・サイードの
である。
しかし紹介と書いたが、私はまだこの本を読んでいない。ではこの本の何に惹かれたのか。それは、
「知識人」という存在が如何なるモノであるかを知りたくなったからである。
私は歴史学を学んでいるが、そこにおいてはよく「知識人」という言葉が登場する。しかしこの言葉の定義は人によって異なり、而も時代によっても異なるのに一緒くたにされていることが結構あるのだ。
これでは知識人が何かわかりにくい。そう考えていたときに本屋で出会ったのが、この本だったのである。
正直に書くが、この本から私が歴史学者のが描いてきた知識人像を100%抽出することは難しいだろう。それは「知識人」という言葉を使っている状況や背景が異なるからだ。
しかし、それでも普段私が慣れ親しんだ歴史学から離れ、別の視点から「知識人」を知ることは私の歴史研究において大いに役立つと確信している。
これは別視点を得るという点で私の経験と知識になり得るからだ。
知識の縦断こそが学問であり、一分野に留まった学問に未来はない。
この言葉を身に刻み、私は今日も多くのことを知るために生きていくのである。
最後になるが、今回紹介した作者であるサイードの本で一番有名なのは「オリエンタリズム」であろう。この本は読んだことがあるのだが、本当に面白かったし勉強になった。なのでアマゾンで貼っておく。興味がある方は是非見てみて欲しい。
それではまた。
- 作者: エドワード・W.サイード,Edward W. Said,今沢紀子
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