何に縋った?
未熟な私に。
何を祈った?
自分の成長を。
では、私は一体、誰に祈ったのだろうか。
何に縋りたかったのだろうか。
人間関係の種を蒔きながら、ふとそんなことを考えていた。
この花は芽が出る段階までいかないかもしれないし、花が咲くとは限らない。
寧ろ毒花を育て上げる可能性もあるだろう。
だからこそ。
言葉に気を遣い、他者を観察した方が生きやすい。
しかしそれは、このあまりにも怠惰で自己中心的な己には、なかなかに骨が折れる作業なのである。
ああ。
私はいったいいつになったら、大人になるのだろうか。
それではまた。