紅葉の映える日々。

Life is too short to drink bad sake.

肉体は地に、精神は宙に。

 

慣れない日常と、慣れない仕事が始まったのです。

 

誰もが経験してきたはずなのに、それを目の前にすると中々動きづらいものでありました。

 

自分の無知と未熟さを日々噛み締めています。

 

まあできるようになったらなったで調子に乗ってやらかしかねないのが私なのですが。

 

そういえば、世間の皆様方はいったいどんな心持ちで仕事をしているのでしょうか。

 

何かを得るためでしょうか。

 

何かを成すためでしょうか。

 

私はきっと、自分が生きるために働くのです。

 

そしてなによりも、自分が満足するために働くのです。

 

たとえこの世に真理がなく、あったとしてもそれが見えないとしても。

 

私はいつまでも純粋に、真善美を、真理を追い求めるのでしょう。

 

それが砂漠に楼閣を築く行為だとしても。

 

それが虚空に至る旅路だとしても。

 

大きなことを考えられなくなった時、私はきっとそこで終わってしまうのです。

 

体はこの大地に、国家に、そしてこの星に。

 

されどこの精神は、無限にして無窮の彼方に。

 

そうやって私は、今日も地に足をつけながら空想に耽溺するのです。

 

嗚呼、この世はこんなにも楽しいのですから。

 

それではまた。

 

 

耽溺

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耽溺者 (講談社文庫)

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