自分とは何だろうか。
私は無尽蔵に湧き上がる自己肯定感で自己を支えているが、それは必ずしも無敵ではない。
将来的には壁にぶつかることもあるに違いない。
そんなとき、私の親から極めて有益なアドバイスを頂いた。
『これだけは他の人に負けないという強みを作りなさい』
『そしてそれを手に入れるために、学ぶことを惜しまないようにしなさい』
自己を確立するには、無償の愛が必要だという話はよく聞く。
それに加えて、自分のアイデンティティを明確に構築するための要素があるとなおよいと私は思うのだ。
それは、自分の脳が生きている限り再現可能でなければならない。
それは、他人と明確に異なるものでなくてはならない。
それは、明示できるかたちでなくてはならない。
そしてそれは、他人に依ってはならない。
それが強みなのだ。
それは生きていく上で有効な上に、自分を確立するのにも役立つ。
しかし若干20加えて数年しか生きていない身には、まだそんなモノが身についている気が全くしない。
ああ。
私は私であるけれど、社会における「何者」かにはまだなれていないのだ。
何者になるということはいったいどういうことだろうか。
どんな知識を得たら何者になれるのだろうか。
何を成したらなれるのだろうか。
今の私には少しも分からない。多分30年後の私も分かっていない。
しかし、しかしだ。
何者かになろうとすることはできる。
何者かになろうと、学び続けることはできるのだ。
そうして気持ちを新たにして、今英語のニュースを聞きながらこれを書いている。
とりあえず、一歩一歩進めていく。
それが自分に合っているのだと感じた今日であった。
それではまた。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
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