人と話していると本の話題になることがある。
そしてそんなときは、私が娯楽としての読書から離れてきていることを自覚させてくれるのだ。何が原因かって?そりゃあ勿論あと40日を切った卒論である。
今は研究と心を鬼にして、文化人類学やイギリス文学に関する本を寝かせている。
それらは今すぐ手に取りたい本ではあるが、時間を経ることこそがより楽しく読める手法だと自分を信じ込ませておくのだ。
そうすれば卒論後楽しみが増える。
積み上がっていく本は、自分のふがいなさでもあると同時に卒論後の楽しみそのものだ。そう信じ、そう誓い、私は今日も研究書を読み論文を読み史料を読んで文章を書いていく。
その行為が、もう少し先の栄光に繋がると願って。
ああ、早く本が読みたい。
それではまた。