我が研究室には中国からの留学生が一人在籍している。
彼は北の方の出身なのだが、中国で五本どころが三本の指に入るほどの優秀な大学からやって来た。
なんでも平日の趣味はゲームらしい。
しかしそんな彼は、我が最高学年の誰よりも優秀である。
日本人よりも流暢に古文書を読み、ゼミでは誰よりも鋭い発言をする。
研究室では最高性能のiPadを使いこなし、何時も研究を行っている。
オンオフの切り替えはあるだろうが、なかなかにストイックだ。
中国で最高レベルの大学に入学するということは、地獄のような中国の勉強社会で生き残ってきたことを意味する。
そういう学生の学びに対するスタンスは、自分が顧みて行動するに値するのだろうと感じた。
やはり自分より優秀な人と学び会うのは楽しい。
そしてや私は、何かに秀でた存在になりたいのだろう。
なれば学び成果を出すしかあるまい。
気分が締まった今日であった。
それではまた。
中国人留学生と「国家」・「愛国」・「近代」 (神奈川大学人文学研究叢書)
- 作者: 孫安石,大里浩秋
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