そう感じた今日であった。
これは友人と酒を酌み交わしつつ、悩みを聞いて思ったことである。
この獣とは、マイナスな意味ではない。
寧ろ琴線のようなものだ。
「それ」に触れられると心は獣になる。
それは閾値だ。
反応が発生する起点である。
人は人だ。
全ての人には、おそらく心がある。
その心に飼っている獣がどんなサイズで、どのくらい獰猛なのかは一見してみると分からない。
故に。
我々は、須く相手の心に獣が居ることを忘れてはならない。
自分にとって獣が起きないような話題であっても、他者の獣を眠りから起こすことあり得るのだ。
それが人間関係というものなのである。
獣が居ることを知れ。
そして、琴線を見よ。
如何なる人間関係にもそれ相応の礼儀は必要だ。
そんなことを考えた今日であったのだ。
それではまた。
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