昨今なんだか石油や電気といった基礎インフラに対する認識が低下しているように感じられる。
まあそれは一部の人かもしれないが、それでも言いたい。
エネルギーは、社会の基礎という言葉では表しきれない。
社会、いや「文明」Civilizationそのものなのだ。
近代社会はエネルギーの高度化と普及により成立、発展した。つまり、近代とエネルギー産業は表裏一体の関係なのだ。故に近代文明は、エネルギーなくしては一日たりとも維持できない。
私は就職活動において、「人間という種の根本、生存を支えたい」という願望があった。
始めに衣食住があった。しかし衣食住も、近代文明の機械化によりより大量のエネルギーを必要とするようになり、根本にはエネルギーが存在している。
なればエネルギー産業に進むことこそが、私の使命なのではないか。そう思って就活したのだ。
まあエネルギー系は全落ちしたんだけどね!
しかし就職活動でエネルギー産業に触れたことはとても意義があった。
この国においてどれほどエネルギーが重要であり、そういった現実に対し真摯に向き合い仕事を行っている人々が居ることを理解できた。
故に、その道に進もうとして、現実を知って、全落ちして、それでもエネルギーへの尊敬と憧憬を抱えたまま進もうとしている私はこう思うのだ。
てめえらエネルギー無いと死ぬぞ。
というわけで。
私が今回言いたかったことは極めて単純だ。
エネルギー無くして文明なし。
エネルギー無くして我々なし。
そしてその事実を、決して忘れるなかれ。
以上である。
貴方が生きるための肉体的エネルギーを生産するための食事は、エネルギーにより食物が作られるから食べることができる。
貴方が生きるための安全な住居は、エネルギーにより建設機械が動くから建築できる。
貴方が生きるための衣服は、エネルギーにより機械が動き流通システムがあるから我々の手に届くのだ。
エネルギーを軽視するなかれ。
それは現代文明を否定すること、更に言えば人類の生存を否定することなのだから。
それではまた。