卒業論文。
学士の称号を得るのに(人文系には)必要なものであり、大学四年間の集大成である。
これは書かねばなるまい。
しかし、私がやりたいことを論じきれるかという不安はある。
あらゆる学問に「実証」を。
史料を用いた、ミクロからマクロへの大いなる統合を。
それができてこそ、私は学んだ己を大学に置いていける。
そうしてあのどこまでも広い大海へ漕ぎ出して行けるのだ。
学問に祝福を。
そして、窮理を志す人にこれ以上ない拍手を。
私は先人たちが築き上げてきた全てに感謝して、明日に向かう。
それこそが未来を望む資格だと信じて。
それではまた。