紅葉の映える日々。

Life is too short to drink bad sake.

内定、または内々定という甘美な毒。

 

内定は就活生にとってこの上なく欲しいものの一つである。あとは表現力とか金とか時間だろう。

これはなぜか。就活のメディアは言う。就活において一番自分の心を落ち着かせてくれるのは内定だと。志望度が高ければ心の支えになるし、低くてもより良いところへ行こうと頑張れると。

それもあるだろう。しかし何より内定があることは、一年後何もしていない人間になるという可能性が暫定的になくなったということなのだ。

 

肩書きは社会で生きる上て意外と重要である。何も肩書きがなければ、何物でもないという扱いを受けかねないからだ。そしてまだ何者にもなれていない大多数の学生は恐れている。何をだって?彼等彼女らを一つ定義づける重要な「学生」という肩書きを失うことを。

何者でもなくなったら社会に居場所がないかのような錯覚を起こす。それが怖いからこそ、そして何よりもよりよく行きたいからこそ、我々は就職して社会に出て行くのだ。(なおこれは企業などで自分の居場所を作れる人を除いた場合である。)

 

そして内定と内々定は、将来において自分に社会人という肩書きを与えてくれるチケットなのだ。肩書きが全てなわけではないが、なければかなり不安だろう。だからこそ学生は、内定という自分の人生を規定してしまうかもしれないが居場所を作ってくれる甘美な毒を求めて日々頑張っているのである。

これもまた一つの経験だろう。

それではまた。

 

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絶対内定2020 面接の質問

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