紅葉の映える日々。

Life is too short to drink bad sake.

今にも落ちてきそうな空の下で。

 

ここ最近は天気がよくない。雨が降ったり雪が降ったりが続いている。

そうして空に厚く鉛色の雲がかかり、そこから何かが降ってくるといつも思うのだ。

 

今にも空が落ちてきてしまいそうだと。

空があんなに青ければ思いもしなかったことを、冬はよく夢想する。ある日空が雲と共に落ちてくるのではないか。そうだったらどんなに面白いだろう。

冬は空が狭くなる。太平洋側に生きる人々が日本海側に来てこれを体験すると気が滅入るらしいが、あいにく私はそんなことはない。むしろ上記のような夢想が湧いてきて楽しく思う。

 

心の中の私が言った。

貴方はまだ大人になりきれていないのだと。何時までもこどもっぽさを引きずったままなのだと。

たしかにそうかもしれない。けれど、人は想像することを止めてしまったとき、何か大切なものを失う気がするのだ。それを言語化することはできないけれど。

このままでもいいじゃないか。どんよりとした空を眺めて憂鬱になるより、あの意思を持っているかのように動き回る理由やそれがどうなるかを空想していた方が。そっちの方がきっとよい。

それではまた。

 

 

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雲・天気 (新・ポケット版学研の図鑑)

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雲の名前、空のふしぎ

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