台風は去ったのに風が強く雨も降っている。これでは学校に行くのも大変であり、私の心の中で怠惰なモノが発生してしまうのだ。
前置きはこれくらいにして、今日は重陽の節句についてである。今日こと9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」であり、菊を用いて不老長寿を願うことから別名「菊の節句」といわれている。
なに、そんなの初めて聞いたって?私も初めて聞いた。
これについては東洋史に造詣が深い友人が教えてくれたことである。
そして彼はこんなことも教えてくれた。重陽の節句は元々中国の行事であり、その日には高い山に登って遠くを眺め、風を感じながら酒を酌み交わすのがしきたりであると。
満園花菊郁金黄 満園の菊の花郁金黄
中有孤絲色白霜 中に孤絲霜の如く白き有り
還似今朝歌舞席 還今朝の歌舞の席に似たり
白頭翁入少年場 白頭の翁少年の場に入る
これが重陽の節句に菊の花を見ながら酒を飲んで詠んだ名作とのことだ。
そんな気分を少しでも味わってみたかったため、今日は友人と一所に高所で酒を酌み交わした。なかなか新鮮な体験でよかったと思う。
最後になるが、酒を絡めた行事は一年の中で結構存在し、而もそれは古今東西問わず行事として残っていたり語り継がれていることが多い。なのでもし皆さんが酒を飲む機会があったら、世界の行事などをググってから飲むと新しい経験ができてよいのではなかろうか。是非やってみて欲しい。
↑二次会で飲んだ菊水。缶の生原酒だが、以外と美味しい。
最後になるが、今回は菊水の缶を貼っておく。飲みやすく美味しい酒なので、興味がある方は是非見てみて欲しい。
それではまた。